September 30, 2018

テクノロジーより語る熱意の学術書

落合陽一の著書を読むとき


日本再興戦略 落合陽一。幻冬舎から。

以前に勤務していた会社の社外役員でもあり、メンターでもあるY氏に「読んでみるといいよ、息子にも読ませたいかな」という言葉をいただいていた一冊です。

Youich Ochiai Japanese renassance 日本再興戦略 著者:落合陽一 出版社:幻冬舎 NEWS PICKS

この書籍に目を通すのにはその当時読んでもわたしに響かないからだと思っていて、流行との差異、世間からするとそんな解釈だったのだと思います。
潮流に乗ることは流行に乗ることだとは思っていない、潮の満ち引きに関係する周期的な自然現象に由来することと類似しています。
潮流がやってきた。その読みごろが、いまなのかもしれません。

この本の秀でるところ、既にひとつの文化構築の痕跡が見えるところ、面白い。単にハウツーやビジネスの領域でもなくて、それをまたいでの学術書に近い印象。
この本は、何かに気づいてなにかをしようと思ったときのバックグラウンドを総浚いするときに今後も読み返す本になると確認しています。
読み返す本、とても稀有です。


この本はいずれわたしが誰かに伝える学術書のひとつになる、ここに置いておきたい。
源流からはるばると、大河に辿り着いて本流になるように、頭の中でイメージマップも広がります。
ロマンを今みているような、泳いでいるような感覚でもあります。

落合氏の使う言葉に、引き出しの少ないわたしには調べる作業が度々発生したけれど、本来は参考にすべく簡潔にその注釈がまとめて書かれています。読者に読んでほしいという訴えでもあると感じ取りました。
だから(在る筈の)この気持ちにも共感できました。ありがとう。

熱量があって、ウィットもある学術書、初めて出会いました。

book in dictionary or note

熱意ある本、学術書、初めて出会った。
そうか、まだまだ歴史上の文化人のことを知らないね、と言われているのと同意かもしれません。



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